2009年4月9日(木)
最近「シックカー」という言葉を良く見かけたり、聞いたりしませんか?
揮発性の有機化合物により、
住宅や学校などで影響が出る「シックハウス」の車版で、
環境ジャーナリストの中野博氏が名づけました。
最近のある調査で、新車の車内には270種類以上の
化学物質が検出されていると言う報告があります。
毎日微量でも吸い続けると、
シックカー症候群を通り越して、
化学物質過敏症になる可能性もあります。
【シックカー症候群】の特徴は、
▼特に新車に乗ったとき、
@、気分が悪くなる。
A、吐き気がする。
B、くしゃみが良く出る。
C、なんとなく鼻がツンとする。
D、頭が痛くなる。
E、運転中にやけに眠くなる。
F、無性に飛ばしたくなるほどイライラする。
G、ハンドルを握ると性格が変わる
中野 博著 「新車は化学物質で汚染されている」現代書林より引用
新車に乗車中にこのような変化を感じたら、シックカーの影響かも知れません。
そして、これらの症状が車の運転中に起きることです。
米国環境保護局(EPA)も「車内空気の汚染は5大環境公害リスクのひとつ」
としているほど、深刻な問題なのです。
特に新車と、高級車ほどシックカーに気を付けた方が良いと言われています。
こういった「シックカー」には、こまめに窓を開けて空気を入れ替え、
揮発する化学物質は車に持ち込まない等の対策がありますが、
これだけで根本的なシックカー対策にはなりません。
【主な揮発性有機化合物は?】
代表的な物質が、
ホルムアレデヒド HCHO
トルエン C6H5CH3
キシレン C6H4(CH3)2
ベンゼン C6H6 など
というように、窒素(N)や硫黄(S)を少量含む、
炭素(C)と水素(H)、酸素(O)の化合物ということがわかると思います。
【VOCは気温が高くなるほど揮発量が増えます】
駐車中に車内温度が上昇します。乗車中にも徐々に車内温度が高くなります。
駐車中ですと、60度〜80度を超えることも珍しくありません。
内装材の中に眠っていた有害な化学物質が、温度の上昇と共に揮発して
「シックカー症候群」の原因になっているのです。
冬場の暖房使用時もVOC(揮発性化学物質)の揮発量が増えます。
新車時だけでなく、平均して2年間位は強い臭いが残っているようです。
毎日短時間でも乗り続けていれば、微量の有害物質が少しずつ体内に蓄積され
やがて、症状として現れる可能性も高いのです。
さらに進むと、微量の化学物質でも影響がでる化学物質過敏症になる可能性も。
中古車でも新車時から2年以内位の中古車ですと、まだ揮発する場合もあります。
【芳香剤などの使用は2重に化学物質を拡散させています】
芳香剤や消臭剤の多くは、化学物質の揮発性を利用して香料を拡散させています。
香料には、ベンゼン系合成香料とテンペル系合成香料などがあります。
新車や中古車の臭いを取っているつもりが、更に化学物質を
自動車の中に揮発させていることになります。
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